「在宅復帰を支援する施設」という介護老人保健施設本来の使命・役割を果たす為に、職員体制の充実・強化を図り、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・介護福祉士・管理栄養士・介護支援専門員・支援相談員など多職種が密に連携してケア・健康管理を行っております。また、ご家族の介護負担軽減のための新たな提案、通所リハビリテーションや短期入所生活介護(ショートステイ)等、退所後の介護サービス等を通じ、ご入所者の方が安心してご自宅等での生活に戻られるよう努めてまいりました。
その結果、在宅強化型施設として必要な要件を満たし、2020年5月より「在宅強化型介護老人保健施設」としてスタートいたしました。
これからも良質なケアの提供とサービスの質の向上に努め、継続して在宅復帰を推進し在宅療養を支援する体制を築いてまいります。ご利用者の方にいつまでも健やかにご自宅等で暮らして頂けるよう、これからも努力を重ねて参ります。
【在宅強化型老健とは】
介護老人保健施設には、「その他型」「基本型」「加算型」「強化型」「超強化型」の5種類に区分されています。加算型や強化型、超強化型は、厚生労働省が定める要件を満たした在宅復帰・在宅支援機能が高いと認められた介護老人保健施設のことです。
【在宅強化型老健に求められる要件】
以下の10項目の実績に応じたポイント合計で60ポイント以上満たすこと。
①在宅復帰、②ベッド回転率、③入所前後訪問指導割合、④退所前後訪問指導割合、⑤居宅サービスの実施数、⑥リハ専門職の配置割合、⑦支援相談員の配置割合、⑧要介護4又は5の割合、⑨喀痰吸引の実施割合、⑩経管栄養の実施割合